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一枚の葉にしずくが光る。静まりかった山間の小道、絶えず海岸に寄せては砕ける波、どこからともなく吹いてくる風に揺れる竹の葉、雲海に昇る朝日、いかにも近く、そしていかにも遠い月の光。これらの視覚的感動---質感、音色、形、重さ---は、貴重な宝であり、尽きることのない財産である。そして自然は、常に変化し続け、異なった表情を見せてくれる。これこそ私が生涯かけて追い求めるテーマである。朝の最初の光が赤い地平線を染めていく。その手前では、白い霧が渦を巻ながら太古の湿原の上を流れていく。私はカメラを構え、全身の感覚をとぎ澄ませて待つ。その瞬間を---そして、シャッターを切る。過ぎゆく時の流れの中で、永遠に戻ることのないつかの間の一瞬が、こうして切りとられる. . . . . 「日本の四季」序文より |
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