|
「美しい日本の心」は稲作地帯の古い村々、山や森、海や空の中で生きています。農業や漁業にたずさわる人々、詩人や職人、芸術家、それからいつも自然と接して暮している人々の内に生きているのです。どうも工業の中からは、はじき出されてしまうようです。「美しい日本の心」のイメージを言葉におき替えてこらんなさい、と言われたら、すぐに、たんぼ、桜、紅葉、等々好きなものが次から次へと出て来ます。簡素でありながら活力に満ちたこれらのものには心底感動し、魅せられてしまいます。本来、日本には繊細な感覚が根づいており「美しい日本の心」はこの感覚の中で生まれて来ました。私達の目にみえるもの、音、感触、巡りくる四季の移ろいに漂う香り---この恵まれた自然の美しさこそ世界で誇れるものだと思います.
. . . .
「美しい日本のこころ」より
|